2025年10月21日
入院2日目-3
CKの値
「なんか、しれっと数値下がってた」
「なんの?」
「CK。まぁでも、高いことには変わりないけど」
600台から500台に下がっていたらしい。
今日出した採血の詳しい結果は、まだ出ていない。
そして、金曜日くらいに、また採血をする。
STさん再び
吸引歯ブラシというものを持ってきた。

これなら、むせずに歯磨きできるのでは。
STさんも、使ったことはないらしい。
吸引のチューブに取りつけてみる。
歯ブラシの背にある穴を塞げば、ブラシ部分から吸引ができる。
なるほど、確かに吸いながら磨けそうだ。
歯ブラシにつける水分量にもよる。
ひとつ問題は、右側を磨いた後に、左側を磨くのが難しい。
チューブがしっかりしているから、私の力では向きを変えられない。
これは、誰かに手伝ってもらわないといけない。
そしてもうひとつ。
歯磨きをしているからとは関係なく、喉に水分は溜まってくる。
歯磨きのために吸引器を使っているから、喉に溜まったのを吸引する術がない。
必要に応じて、吸引器の先端をつけ替えないといけない。
でも、面白い経験はできた。
回診
いつもは金曜日だった気がするんだけど。
今日は火曜日だけど、回診にやってきた。
左手がどの程度握れるかを見せる。
「筋肉が壊れるような原因が見当たらないんだけど」
と、先生たちに説明する。
そして、相変わらずちょっとふざけた感じだ。
「経腸と点滴に関しては、要検討ということで」
「もう、エレンタールはなくてもいいですよ」
みんな笑いながら去っていく。
夜の看護師さん
お久しぶりです、とやってきた看護師さん。
前回退院前、「すぐ戻ってきたらいじり倒しますよ。笑」と言っていた人だ。
「◯◯さん(私のこと)、戻って来ずにがんばってるなーって話してたんですよ。私らが呼んじゃったかな」
「すぐには帰ってこなかったでしょ?」
「予想を遥かに超えてきましたね」
「まぁ、先生には、入院する?って毎回言われてたけど」
「そうなんですね。痰が詰まったら、いつでも呼んでください。すぐ吸引しに来るんで」
「エレンタールは、フレーバーが届いてからって書いてあった。上手いこと逃げたなーと思って。笑」
「エレンタールは、フレーバーないと上がってくる匂いが不快なんですよ」
「あ、そんな感じなんですね。失礼しました」


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