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2024年7月17日
入院10日目-2
「大丈夫?」
「ちょっと気持ち悪いくらいです」
「じゃ、大丈夫やな」
「はい。大丈夫です」
「何度も言うけど、ぷくぷく太ってもらわないと」
「そんな太れるかなー」
手足を触って、力がどれだけ入るかをみて。
「こっちの筋肉も痩せてるなぁ」
「やっぱ太らないと、体力つかないかー」
「太らないとっていうか、カロリーが足りないとね。同い年くらいを考えると、そんなに動いてないとはいえ、やっぱり1800kcalは欲しい」
「1800!」
1800kcal摂ろうと思うと、イノラス6つだ。
それこそほんと、2、2、2だ。
「何か言いたそうな目をしてる」
この言葉は、よく言われる。
「そうですね。あえて言うなら、、、ありがとうございます、いろいろと」
「え、その言葉は素直に受け取れない。笑 何か裏があるんじゃないかと」
ひどくない?
裏なんてないし。
ほんとに、心の底から感謝してるし。
まぁ先生も、いきなりこんなこと言われるとは思っていなかったでしょう。
採血の結果は、特に副作用の問題はなさそう。
頭痛とかめまいはあったけど、とりあえず今後は外来で、グロブリンの点滴を続けてみる。
その他、薬も調整しながら様子を見る。
「やっぱり、免疫の病気を疑っている」
だそう。
「ま、これからリハビリ、がんばろう!」
「はい。がんばります」
夜のイノラスを入れに来てくれた看護師さん。
私がいつも1.5で半分余るから
「残り、試しに飲んでみてください」
と話していた。
そんな話をすると、だいたいみんなイヤがる。
でも彼女は、「飲んでみようかな」と言っていた。
そして今日。
「イノラス、美味しかった。あれはけっこう、私好みの味だった」
おー。
飲んでみてくれたんだ。
そして、美味しかったんだ🍎
なんか嬉しい😁
「でも、飲みすぎたらあかん。太る。今、ダイエット中や」
と思って、全部は飲まなかったそうな🤣
まさかほんとに、飲んでみてくれると思わなかった。
「飲んでみて、どんな味か知っておくのは勉強になるよ」
なんて言ったけど。
彼女のこういうところ、好きだなぁ。
実際に試してくれたり、共感してくれたり。
前回もそうだった。
具体的には覚えてないけど、この看護師さんがいい意味で一番印象に残っていた。
技術云々でなく、これぞ理想の看護師さん!って思ってた。
夜のイノラスが終わって。
「大丈夫そうですか?」
「今日は、これを抱えて寝なくて良さそうです」
「良かった!」
それにしても最近、お腹からチューブを外すたびに、水が漏れ出てくる。
胃ろうカテーテルの横ではなく、チューブを繋ぐ入り口から出ていると思う。
「もうすぐ交換するんですけど、逆流防止弁が効かなくなってきてるんですかね?」
ふと感じた疑問。
胃ろう交換って痛いのかな?
外来ですぐ終わる、とは聞いているけど。
この話から、胃ろう造設時の話へ。
手術当日夜に、薬をゼリーで飲んで咳き込みまくった話。
「あれは、ほんとに痛かったー。びっくりしたのもあるけど、痛すぎて泣いたもん。その時の看護師さんには、そんな泣かんでもって言われたけど」
「いや、痛いし泣くでしょ。私がその場にいたら、一緒に泣いちゃいそう」
一緒に泣かれたら、それはそれで困るけど😅
でも彼女、好きだなー。
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