PR
2025年5月27日
入院16日目-1
体をキレイに
お昼担当の看護師さんが、体をキレイにするとやってきた。
お風呂のプロを連れて。
担当看護師さんは、まだ1年目。
プロに指導してもらいたかったらしい。
体拭きに陰部洗浄。
細かく指導してもらっていた。
今しっかり教わっておくと、後々のためにいいと思う。
心電図やおしっこの管を止めているテープの交換。
「替え持ってきた?日付書いた?」
ポートに繋がっている管を外さないと、着替えられない。
輸液ポンプと繋がっているし、いまいち外し方もわからない。
先輩看護師を連れてくる。
パパッと外して、またつけて。
終わった後で、管の部品が落ちていることに気づく。
全部終わった後で、また先輩を呼んで、取り付けてもらう。
プロ「患者が協力的で助かるわぁ」
私「いい台でしょ?いくらでも使ってください」
爪切り
今日の担当1年生看護師さんに、爪を切ってもらった。
入院してから半月。
一度も爪を切っていなかった。
伸びた爪は、切るのが大変そうだった。
特に左手は、ちょっと過敏だから、切り方次第では、爪の当たる皮膚が痛い。
何度も「痛い」と言いながら切られていた。
看護師さんは、真剣な顔して爪を切ったり削ったり。
たかが爪切りも、大変なんだなぁ。
掃除のおじさん
久しぶりに、掃除のおじさんに会った。
「こんにちは。お久しぶりです」
「おぉ、こんなとこにおった。急にいなくなったから、どうしてたのかと思った」
「コロナの濃厚接触者で、隔離されてたんですよ」
「あー、そういえば、なんかあったなぁ」
おじさんと、色々しゃべった。
隔離は大変だったけど、いい場所に移れた。
カーテンと壁だけの暗い場所より、窓があるだけで気持ちが全然違う。
リハビリ
今日、PTさんはお休みだ。
日曜日に出勤していたから。
だからか、OTさんが午前中にやってきた。
先生がカルテに
「明日は体を起こすぞ!」
みたいなことを書いていたらしい。
それもあって、先にリハビリに来たそうだ。
「体起こす自信ある?」
「ないです。最近はもう、誰かに上げられるのが怖いと思うくらい」
苦しい思いをする、とわかっているから。
こんな状態で、無理矢理上げようとするなんて、いいことないと思うんだけど。
「なんでみんな、退院=体を起こす、なんだろうか」
「何なんでしょうね」
「完全寝たきりで、家で生活してる人なんて、いくらでもいるのに」
少しだけ頭を上げる。
今日はそもそも、10度にしているのもちょっとしんどい。
12度で、ちょっと息苦しい。
ちょっと頭を持ち上げられて、言われる。
「首据わってないんじゃない?」
「そうですよ」
「前回入院してた時もこんなだったっけ?」
「うーん。あの時でギリですね」
「首据わってないんじゃ、体起こすどころじゃない」
「6度12度を繰り返して、思いっきり体横向けられて、頭ぐらんとやられたりしたって、先生来たら言っといて」
カルテにもそう書いておく、と言って去っていった。
コメント