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真っ直ぐ正しい姿勢で食べることを、本人は望んでいない。

最近のこと

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2025年3月7日-1

 

訪問リハ。

 

お通じ

「お通じは?」

「今日、出ました!朝と昼、2回出た!」

 

ちゃんとピコが効いてくれて良かった〜。

ずっと、お腹とお尻が不快だった。

 

今回は、3日出なかった。

今日が4日目。

今日のお昼過ぎでも出なかったら、電話して相談しよう、ということになっていた。

 

週末にかかると色々面倒だから、金曜日である今日坐薬を入れて出す。

そうなる可能性があった。

 

出なくて、また詰まるのでは、という不安を抱えながら過ごすのはストレスだ。

それなら、坐薬で出してしまったほうがいい。

 

 

飲み込みと食道

「嚥下リハ行ったよね?STさん、何か言ってた?」

「最近まず、クッションとかタオルを詰めて、体を真っ直ぐにしてから始まります。この前は先生もやってきて、ドカッと目の前に座って「体真っ直ぐにして食べる練習せなあかん。今のままやと誤嚥するで」って言われました」

「真っ直ぐにしたい、という気持ちもわかるけど、何とも言えないなぁ」

「真っ直ぐだと、飲み込みにくいんですよねぇ」

 

食道は、少し左に寄っているらしい。

解剖したらそうなんだ、と医師が言っているとか。

だから、少し左に傾いて飲み込むのは理に適っている。

もちろん、傾き過ぎは良くないし、首周りを緩めないといけないけど。

 

このリハさんは、その人なりのいい姿勢であればokと思っているタイプ。

 

 

座り姿勢

「車椅子で、真っ直ぐ座って食べる練習をしたいんだけど、どうするのがいいですか。リハさんに聞いてって言われました。ヘッドレストとかクッションとか」

「うーん。正直、難しいと思う」

 

ヘッドレストは、以前試した。

 

でも、なんか合わなくて逆にしんどい。

クッションを挟んでも、同じこと。

 

「そんなに真っ直ぐ座りたいと思ってないでしょ?この前STさんとも話したけど、本人はそれを望んでないと思いますよって言っといた」

 

周りに言われたから、でやるのは違う。

本人が望んでもいないことをやっても意味がない。

ずっと見てきているし、自分なりにバランスを取っているのがわかる。

 

「先生に喝入れられても、そんなに響かないでしょ」

「今の姿勢がいいとは思わないけど、やっと体を起こす時間を増やせるようになってきたとこで。姿勢よりも、体を起こしている時間を増やすほうが重要だと思ってる」

「真っ直ぐ座ろうとしたら、余計に疲れるし」

「そうですね。すぐに疲れるから、結局横になってる時間が長くなってしまう」

真っ直ぐ座るのに慣れていないから疲れるし、その状態では身動きもとりにくい。

 

「体力がないっていうのもあるよね」

「それもありますね」

 

このリハさんは、私のことをわかってるなーと思ってしまった。

 

今回、STさんに言われたから、とりあえずリハさんに話をした。

でも正直、私自身は食べる姿勢については、そこまで何とかしたいと思っていなかった。

だから、話すかどうかをちょっと悩んだくらいだ。

 

飲み込みにくい真っ直ぐより、飲み込みやすい傾き姿勢のほうが、「食べたい」という目的に合っている。

 

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