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2025年3月17日-3
先生の診察続き。
家で真っ直ぐ食べる
「最近、STさんたちと何度も話してるし、うちに来るリハさんとSTさんもやりとりしているみたいですが」
家で真っ直ぐ食べる練習をする、というのはけっこう難しい。
ここでやっているように、自分でクッションやタオルを挟む?
それが簡単にできるなら、苦労していない。
ベッドの上で食べる?
誰かが横から食べさせてくれるわけではない。
全部、自分てま準備するわけだ。
ほんの少しのプリンを食べるために。
ベッドから車椅子への移動も大変だ。
うちには、足を下に入れられるようなテーブルはない。
ベッドで使えるテーブルもない。
「リクライニングの車椅子をレンタルしたら?とか簡単に言ってくれるけど、現実的に考えて欲しい」
介護保険の使えない私は、全てが10割負担だ。
リクライニングの車椅子を借りた場合、車には載せられない。
もうひとつ車椅子が必要になる。
それも、10割負担で借りるわけだ。
どれだけお金がかかるか。
ほんの少し、食べる練習をするためだけに。
施設に入る
「普段、どこで過ごしてんの?」
「ほとんどがベッドの上です」
「着替えとかは?」
「看護師さんが、お風呂入れてくれた時くらい。着替えるのも大変なんで、汚した時しか着替えてない」
今の時期は、暑くもないし。
上に着ているジャケットですら、疲れて上手く脱げない時は、そのまま着続けている。
着替えるって、かなり大変な作業だ。
「3ヶ月前と比べて、大変になったとか、できなくなったことがあるんやったら、悪くなってるってことや。神経内科で治療してくれてても、病気で悪くなるほうが早かったら追いつかない」
3ヶ月前と比べて?
そんなの、飲み込みだけで考えても、大変になったことはいっぱいある。
先生はそれをさっき、「気のせいや」の一言で片付けてきたけどね。
「施設に入るの考えたことある?」
「施設?そんなの考えたことない。母親は、勝手に先走って、訪看さんに電話して聞いたりしたことあるけど」
「今後のことを考えたら、施設に入ることも考えたほうがいい。考えたことありません、なんてあかんで。そこは、あなたが一番考えとかなあかんとこや」
「今、オムツ?」
「違います」
「今、何ができなくなったら困る?トイレ?ご飯?」
「トイレかなぁ。ご飯は、よく今でも溢すけど、より困るのはトイレだと思う」
「じゃあ、トイレに自力で行けなくなったら、施設に入るとか。ちゃんと基準を決めとかな、看護師さんが困る」
・・・
そこで最初に出てくるのは、看護師さんなのか。
なんか違和感。
24時間体制で見てくれるような施設。
そもそも、私のような人の入れる施設ってあるんだろうか。
ほぼ話が終わった頃、じわりと涙が出てきた。
先生は、「なんで泣くねん」と言いながら、ティッシュをくれる。
先生に理解してもらえないことに泣いたわけではない。
あぁ、施設に入れとか、そんなことを言われるような体になってきたんだな、って思ったら涙が出てきた。
何をどう間違ったら、こんなポンコツになったんだろうっていう悔し涙。
好き好んでこんな体していない。
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