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2025年5月21日
入院10日目-2
OTさんと看護師さん
OTさんといる時に、看護師さんがやってきた。
前回入院時に比べて、明らかに筋力が低下している。
体幹も明らかに弱っている。
今は、肺に酸素を送らないと、と心臓ががんばっている状態だ。
急に体を起こしたら、心臓に負担がかかる。
看護師さん「私は、前回入院時のイメージしかなくて。今回も、普通に笑ってしゃべってるから、全然気づかなかった」
OTさん「まぁ、それは仕方ないよ。彼女は、自分のことを話さないしね」
そうかなぁ。
看護師さん「とにかく、車椅子に乗せて帰さなきゃってことしか考えてなかった」
OTさん「リハビリ側の意見として、今回車椅子に乗せて帰すなんて無理」
「あなたの場合、教科書通りじゃないから。先生たちが対応に困ってる。でも、それがあなただから、気にする必要はないし、ちゃんと合わせて対応してくれって言えばいいだけ」
「ほんと、教科書通りじゃないんですよねー。そんなのばっかり」
飲み込みでも、STさんのいう正しい姿勢では飲み込みにくかった。
OTさんと母親
OTさんとのリハビリ中に、母親がやってきた。
「今日ちょっと、先生と話がしたいって言ってきた」
今日、母親は午前中、支援員さんと話をしてきた。
散々脅されてきたらしい。
1人だと、最悪窒息するかも、とか。
全てを最悪に備えて準備しておかないと、いざ退院となってから、あれもこれも必要では間に合わない。
これに関しては、同意見だ。
結局、タクシー券は対象にならなかった。
やっぱそうじゃん。
市役所で、無理って言われたよ。
伝えたでしょ。
「いや、いけます!」
とか言ってたけど、私の手帳の内容を知ったら、無理だとわかったらしい。
知りもしない時点で、適当なこと言わないで欲しい。
一緒に話を聞いていたOTさん。
「その支援員さんは、あなたの今の状況をよく知らないんでしょ」
だから、夜中に痰が詰まって窒息するとか言っている。
自分で吸引できているんだし、この病棟でそんな心配をしている人はいない。
「まだ私も、一度会っただけですからね」
お互いによく知らない。
午前中、起き上がりの練習をした。
30度で咳き込みまくって、息が苦しくなって。
この話をPTさんから聞いたらしい。
「すごく苦しそうにしてたんです。起き上がりの練習、しないほうがいいんですかね!?」
って、焦ってすがるように聞いてきたらしい。
ということで、OTさんとも起き上がりをやる。
30度に上がってちょっとして。
咳をしだす。
止まらない。
だんだん、呼吸がままならなくなる。
OTさん、ベッドを下げてくれる。
そして、脈を測る。
「ちょっと上げただけでこんな状態。脈拍140超えてるし、呼吸数も上がってるし、顔真っ赤にして苦しんでるのに、車椅子に乗るとかありえない」
ベッドを下げてから、脈が落ち着くまでに、2分かかったらしい。
母親は今日、ナースステーションに来た時、誰か看護師さんに
「娘さんは今、車椅子に乗る練習してますよ」
と言われたらしい。
OTさんが、母親に色々と説明をしてくれた。
今日、一緒のタイミングでいてくれて良かった。
「来週、退院かもとか聞いたし・・」
「私は、この状態で退院とか、ありえないと思ってますけどね」
「そうですよね!」
「でも、私はただのリハビリスタッフなので。それを決めるのは、医師の仕事なので」
「もし帰るってなっても、今の状態じゃ車に乗せられないし」
「そこは大丈夫ですよ。ストレッチャーで帰れます」
「でも、介護タクシーは使えないって」
「病院から帰る用に使えるやつがあるはず。そこは、地域連携の看護師のほうが詳しいです。病院にいる間は、病院にいる、そういう担当に聞いたほうが間違いないですよ」
ストレッチャーで帰れる!
暗証番号でカギ
OTさん、今の病院に勤める前は、訪問もやっていたことがあるらしい。
ひとり暮らしの人の家に入る時、玄関のカギは暗証番号にしてあったらしい。
暗証番号を教えてもらい、指紋登録をする。
これで、勝手に出入りすることができるようになっていたらしい。
部屋に入ったら倒れていて、心配蘇生をしたこともあるんだとか。
私もずっと、悩んでいた。
今、うちの家は、インターホンを鳴らしてくれたら、私がスマホでカギを開けている。
でも、私がスマホを触れる状態になかったら?
なるほど。
暗証番号で開けてもらえるようにもなっていればいいわけだ。
暗証番号とスマホ、両方で解錠できるようにしておく。
そうすれば、人によって使い分けができる。
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いいことを聞いた。
退院が決まったら導入しよう。
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