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経管は、もう増やさなくていいよ。

入院

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2025年6月18日

 

入院38日目

 

浮腫んで張っている

私に触れたOTさんが指摘する。

左手足が、ぱんぱんに浮腫んでいる。

張っている。

 

「昨日の疲れが出てるんじゃない?車椅子に乗っているというより、大勢集まって、ああでもないこうでもないってやってたから」

「まぁ、疲れてはいますね」

 

浮腫んで張っているせいか、触られるといつもより痛い。

かなり念入りに、伸ばしてほぐして、やっと緩んできたらしい。

 

 

イノラスの量

今日の日勤看護師さんに聞かれる。

 

「一応聞いとかないといけないんで、聞きます。お昼、イノラス入れますか?」

「え?いりませんよ」

「じゃあせめて、朝晩のイノラスを0.6にしませんか?」

「なんで、そんなに増やしたがるんですか?」

 

今まで、0.5×3をがんばってきたのは知っている。

お昼がなくなって、全体的な注入量が減った。

 

「このままいくと、どんどん入れられる量が減っていく未来しか見えない」

お腹を使えなくなる未来しか見えない。

そうなって欲しくなくて、心配しているからこその声かけ。

 

「じゃあ、100mlにする」

0.5パックは94ml。

少しだけ増やして、100ml入れることにした。

 

 

お風呂のプロ

今日は、陰部洗浄と体拭きをしにきてくれた。

そしてそのまま、洗髪と爪切りもしてくれた。

 

左手の爪は、硬いところと柔らかいところがあるらしい。

切る時に皮膚が引っ張られて、ちょっと痛かったりする。

 

 

口から食べる幸せを守る

 

夕方、先生がやってきた。

 

「経管、増やしたくなった?」

「え?笑 いやいやいや。笑」

「増やしたくなったら、いつでも言って」

「それはないですね」

「やっぱ、昼抜いたほうが楽?」

「楽ですねー」

 

先生、お腹をトントン。

「やっぱ、ガスは溜まってるよなー。お腹張るのがしんどい?」

「一番は、胃の気持ち悪さと吐き気。でも、お腹ポコポコ、ギュルギュルもある」

「うーん。今、食前の薬はやめてるけど、違う薬を増やすかも。薬は、減らしたいと思うだろうけど」

 

「イノラスという名の薬を減らしてくれるのが一番かなぁ」

「イノラスは、食事であって薬じゃない」

 

 

エルネオパ

「これ(点滴)も、冷蔵庫に入れないといけないって聞いたんですけど」

「こういう点滴は2部屋に分かれてて、使う直前に開通させるんだけど。開通させたら、冷蔵保存したほうがいいけど、それまでは常温で大丈夫。まぁ、直射日光は避けた方がいいけど」

 

しゃべりながら咳をする。

「やっぱ、咳は出るよなぁ。痰が絡むような咳する?」

「いや、そんな感じはあんまりない。でも、今日もずっと吸引しまくってた。喉のあたりに当てたら、ズゴーって思いっきり吸えるんです。何を吸ってるんだろう」

 

「あんまり吸ってたら、水分どんどん失われるよ」

「やっぱり?」

吸いまくってると、水分なくなるよね。

 

「普通の人は、唾液を飲み込んで循環させるけど。やっぱ、点滴増やそうかな」

 

今現在、毎日約2Lの点滴が入っている。

「血液、薄まらないんですか?」

「栄養だけ吸収されて、水分はおしっことして出てるから大丈夫」

 

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