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人工呼吸器からの離脱

入院

 

2025年10月23日-31日

 

入院4日目-12日目-6

 

10月20日 月一の通院。CK高値が続くから、精査するためにそのまま入院。

10月23日 午前中、いきなりむせて咳き込む。看護師さんがずっと吸引していても追いつかないくらい。1人で溺れていた。SpO2は、ひどいと60台だったらしい。いつの間にか、酸素マスクをつけられていた。

ICUに行き、そのまま気管挿管。

10月27日 気管切開する。

10月31日 人工呼吸器を外し、HCUに移動。

連休明けには、一般病棟に移る予定。

挿管され続けるのはしんどかった。

こんな感じで、気切するとは思わなかった。

でも、して良かったと思う。

ICUに行く前から、ICUでの出来事。

完全には覚えていない。

 

覚えている範囲で、書き残すことにする。

ちなみに、ICUにスマホは持ち込めない。

まぁ、持ち込んだところで、使えるような状況にはなかったけど。

 

ついに、ブログを途切れさせてしまったなー。

 

 


コミュニケーション

気管挿管されている間は、相手の手のひらに指で文字を書いていた。

これはなんとなく、ずっとカタカナで。

 

個人的には、この手のひらに書くというのが好きだった。

人と人との触れ合いがある。

手のひらって、みんな違うんだなーと思ったり。

 

母親に、ホワイトボードを買ってきてもらった。

手に書く文字で理解してもらえない時や長文の時は、ホワイトボードに書いていた。

 

気管切開をしてからは、口パクで会話することも増えた。

OTさんが教えてくれたけど、ICUの人たちは、あまり理解してくれなかった。

ICUでは、意識ある人とのやり取りは少ないらしい。

 

言いたいことを、あまりにも理解してもらえなくて、イライラしたことも何度もある。

ちょっとは、予想しながら読んでよ!って感じだ。

 

そのうち、イライラしなくなった。

笑って、伝える手段を変える。

 

口パクでダメなら手に書く。

手に書いてダメならホワイトボードに。

 

 

呼吸器離脱

前日には、少し補助のレベルを落としていた。

日によっては、呼吸器の設定がちょっと合わないと感じていた。

 

「ゆっくりいくより、えいやって外してしまったほうが、呼吸は楽だと思う」

先生、呼吸器をいきなり外してみる。

 

変な感じ。

全く息ができている気がしない。

 

看護師さんの手に書く。

「イキ シテル?」

 

先生がはっきり、力強く言う。

「大丈夫!ちゃんと息してる!」

 

変な感じ過ぎて、息をしている感覚がない。

でも、ちゃんと呼吸しているらしい。

しばらく、ちょっと息のし辛さはあったけど、だんだん慣れてきた。

呼吸器を外したら、余計な管が減ったから、体を動かす時の負担が減った。

 

 

 

HCUへの転棟

呼吸器離脱ができたから、HCUへの転棟が決まった。

 

最後のほうは、個室でテレビを見ていたりもした。

看護師さんと、テレビの話題で盛り上がったり。

 

先生も一緒になって見ていたり。

「テレビなんて、もう何年も見てないなぁ」

うん、先生は、テレビとか見なさそう。

 

 

10月中に出られて良かった。

9日間のICU。

 

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