2024年3時21日
入院10日目-1
今日の午前中は、なんだか体がしんどかった。
先生がやってきた時、すぐに反応できなかった。
パッと声も出なかったし。
のそーっと反応する。
何から会話が始まったか忘れたけど、手の筋力をみて
「これ全力?」
とか言われ。
アイソカルは分割で入れていいよ、と言われた。
一気に入れるとしんどいのよ。
胃が気持ち悪いのよ。
多過ぎるのよ。
「いつもイノラス、3-4時間かけて入れるところを、2時間くらいで終わらせたんですよ」
「1時間でもいいよ。もっといこう」
「いや、今でもちょっと胃が気持ち悪いのに。。」
「筋肉つけるためにも、何のためにも、まずは栄養つけないと。ぷくぷく太りなさい」
「ぷくぷく太れるなら太りたいけど、体がついてこない。いくらでも入れられる、強い胃をください」
「うーん。ほんとはもっと口から食べてほしいけど。。前にも言ったけど、胃に入ったら半固形になるやつ試してみる?そのほうが、胃の不快感も減ると思うけど」
「なんでも試してみましょう。試せるものは、とりあえず試したい」
「じゃあ、退院までに、少しでも試せるものを試してみよう。大丈夫。退院するって言っても放っておかないし、ちゃんと治療もするから」
そんなことを言いながら、去っていったと思う。
あ、リハビリの話もしていたな。
「今、リハビリとか受けられる状態?」
「こっちでは、何もないですよ。向こうでは、精神科から訪問リハが出てましたけど」
「精神科のリハって違うからなぁ」
「それしかなかったので。あ、もう必要なくなるから、こっちに引っ越すことにしました」
「そうか。今の状態だと、完全に筋力落ちて動けてないし、肢体不自由で出すかなぁ」
この先生は、本当に向き合ってくれるんだな。
先生が去って少しして、PTさんがやってきた。
「大丈夫ですか?なんか、ぐったりしてますけど。いつも以上に、目に光がない」
「なんかね、何したわけでもないんですけど、今日はしんどいんです」
「今日は、トレーニングなしで、そのままの体勢でいいので、お話だけ少ししましょう」
今後、私が受けられるかもしれないサービスの話。
介護保険とか、ものによっては、年齢的に難しいだろうもの。
ヘルパーさんのような、ボランティアの話。
電動車椅子のこと。
介護福祉用品を見れる、試せるような場所。
「今はまだ、手帳とか何も持っていませんよね」
「持ってないです。ほしいですねー」
「ほしいですよねー。身障があれば、受けられるサービスも違うし、電動車椅子買うってなった時にも補助金とか出たりします。まだ診断ってちゃんとは出てないんですよね?」
「まだですね。明日、母親が来て、3人で話をします」
「そこで先生が診断を出してくれて、市役所で申請ができたら、いろいろと話が進めやすくなってくるんですけどね」
「身障ほしいなぁ。それだけで、生活がかなり楽になれると思う」
ここまで来たら、何かほしい。
治るとかよりも期待して、ずっと言い続けている。
「生活を楽にしたい」
そのために、ずっと診断を欲してきた。
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