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2025年1月28日
訪問看護。
葛藤
飲み込んだ後の、食道の苦しさがあるから、のみや水を口にする機会が極端に減った。
今日は、まだひと口しか飲んでいない。
このまま、口からをゼロにしたら。。
「完全に胃ろうだけになるのはなぁ」
「まぁ今も、ほぼそんな感じですけどね」
「それでも、少しでも食べられるのとゼロになるのは違う」
苦しいと思うから、飲むのを減らせば減らすほど、次に口にする時、もっと苦しくなっていく。
いっそのこと、口からをやめてしまえば楽かもしれないと思ってしまう。
口からをやめて、完全に胃ろうだけにする?
現時点では、胃ろうからの栄養も水分も足りていない。
わかっている。
これでも色々工夫して、少しずつ栄養も水分も増やす努力はしている。
実際、血液検査の結果はともかく、体重は減っていない。
あの先生に、「やってる」とか「がんばってる」は通用しない。
だから、細かい話はしない。
「めっっちゃ言いたいことあるけど、飲み込んどくわって言われました」
「なんか、怖い」
先生になんか言われなくても、自分でわかっている。
口からも胃ろうからも足りていない。
増やせと言われて簡単に増やせるなら、何も困っていない。
まぁ、先生からすると、必死にがんばっていないことに文句が言いたいんでしょう。
もう、無理矢理はできない。
気持ちがついてこない。
自分のペースでしかできない。
それで間に合わないなら、仕方がない。
これでも自分の中で、色々と葛藤はある。
半固形と液体
どこかの話の流れから。
「滴下より、半固形にできたらなぁ」
「半固形はキライだ」
「まぁでも、自分でポンプは難しいか」
「自分でシュコシュコ(空気を入れる作業)やるのは無理ですよ。シリンジでチマチマ入れるのも、手がやられるし」
「誰かに訪問してもらって入れるしかできないか。それも毎日は難しいし」
「そういう意味でも、やっぱテキテキがベストなんですよ」
やっと慣れたかな
「今日は、だいぶ上手くお風呂入れたんじゃないですか?」
「失敗を繰り返して、学んでいく。もう、大丈夫かな」
今日は、中途半端にずり落ちた姿勢ではあったけど、そこで安定していた。
だから、一度も引き上げてもらうことなくお風呂に入れた。
これは、初めてだ。
浴室で体を拭いて保湿して、それから出たらほとんど寒くなかった。
お風呂にチェアごと入る時、スロープを使う。
でもこのスロープ、微妙に段差があって。
車輪の小さなシャトレチェアは、後ろから押しただけでは乗り上がれない。
もう1人の看護師さんは、前から力で引っ張り上げる。
でも、この看護師さんは考えた。
さすが、アイデアマンと言われるだけある。
スロープの上に置いているバスマットを、ずらして置いた。
それによって段差解消。
これだけで、後ろから押し上げることができた。
すごいな。
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