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ついに、ぷくぷく!

入院

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2025年6月8日

 

入院28日目

 

静かな日曜日。

昨日に引き続き、今日も読書が捗る。

昨日は土曜日だったけど、先生は珍しく来なかった。

だから、今日も来ないと思っていたらやってきた。

 

 

目標設定

「明日また話をするけど、先にちょっと話しとく」

今後の目標設定をどうするか。

退院した後、外来に来る頻度をどうするか。

 

「もうこんな顔見たくない!って他に行くのもいいし」

「いや、それはない」

というか、他に行くなら、もうどこにも行かない。

 

「前と同じように、3週に1回来ようと思うと、ある程度移動ができる体力がいる」

これを目指すなら、スパルタでベッドを上げていかないと。

30度は最低でも、ある程度の時間上げられるようにならないと。

 

「リクライニングの車椅子、物によったら170度まで倒せますよ」

「確かに、ほぼフラットになるのもあるけど、それに乗ってガタガタ移動しないといけない。ギリギリ乗れるじゃなく、もう少し余裕がないと」

「うーん。それは、乗ってみないとわからないなぁ」

 

3週に1回ではなく、2ヶ月とか、間隔をあけてもいい。

そのほうが、移動の負担は減らせる。

 

「どっちがいいとかある?」

「んー・・」

「まぁ、ちょっと考えといて」

 

 

いのちの停車場

 

栄養不足

「今回の入院でわかったのは、やっぱり栄養が足りていなかったこと」

しっかり栄養が入って、体力がついてきた。

まだ咳はしているけど、前みたいにしゃべれないほどではない。

外来ではめちゃくちゃ冷たかった手足が、今はあったかい。

 

「熱いくらいですけどね」

熱はちょっと出てるけど、炎症の値が増えるわけではないから、肺炎の心配とかもなさそう。

体力がついたから、咳も少し落ち着いてきたのかな。

それにしても、そんなに足りていなかったんだろうか。

 

 

ぷくぷく

自分でお腹をポンポン叩きながら聞く。

「ちょっとお肉ついたと思う。ちょっと太ったと思う」

 

先生、見て触って。

「うん、確かに。ちょっとはついた」

「でしょー?」

「前も言ったけど、レントゲンのあの斜めにいく感じは良くない。言い方悪いけど、前はほんとに骨と皮って感じだった」

「ははは。笑 ちょっとお肉ついたし、そろそろこれ(点滴)減らしてもいいんじゃないですか?」

「いや、これは入院中、減らすつもりはない」

 

退院したら、確実に栄養は減る。

24時間持続点滴にはできないから、入れられて1パック。

入院している今のうちに、少しでも太らせる。

 

「でも、そんな急に太って大丈夫ですか?」

「若いから大丈夫!糖尿とかの心配もないし、若いから大丈夫!」

 

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