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ついに、ミラクルが起こった!

入院

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2025年6月17日

 

入院37日目

 

先生との会話。

「・・気持ち悪ーい」

「お腹?」

「お腹。あ、最近また、ちょっとクルクル回ってもいる」

「うーん・・。胃腸の動きが悪いのは間違いないからなぁ」

 

「家に帰ったら、どうせ1日2回になるだろうしなぁ」

「この前、お昼抜いた時は、だいぶ楽になりましたよ」

「点滴は問題ない?」

「全然、問題ないですよ」

「これを、時間100にするか・・。そしたら、イノラス分を補える」

「いや、もう今の時点でも、充分過ぎるほど入ってるじゃないですか」

 

「これじゃ、60キロにはなれない」

「60キロは、ならなくていい」

「ぷくぷく太らないと」

「もう、ぷくぷく太ったでしょ」

「確かに、来た時よりは太ったと思うけど」

 

「仕方ない・・。仕方ないとは言いたくないけど、仕方ない・・」

先生、めちゃくちゃ頭を抱えている。

 

「んー・・。お昼は、なしにするか・・」

そう言いながら立ち去った。

 

「ありがとうございます!」

 

 

OTさん

ほぼ入れ違いで、OTさんがやってきた。

「さっき、先生来てた?」

「来てました。そして、ついにミラクルが起こった!」

 

今まで、どんなに言っても、イノラスを減らそうとはしてくれなかったのに。

「この話は平行線だな」とか言っていたのに。

 

ついに、先生が折れてくれた。

「お昼のイノラスは、なしでいい」と言ってくれた。

 

 

OTさん、先生に質問したらしい。

「なぜそこまで、栄養を入れることにこだわるのか」

 

低栄養と脱水を心配しているらしい。

太らせておけば、少しでも持つかなと。

 

「いつでも戻ってきたらいいよ」と言っていたらしい。

「それもどうなの?」と、OTさんが突っ込んでいた。

 

「そもそも、ずっと寝てるんだから、胃腸の動きも悪くなるよ」

普通の人は立っているから、重力で胃の中のものが降りていく。

でも、横になった状態だと、胃の中のものはステイする。

 

そんな状態で、次から次へと栄養剤が入ってくる。

そりゃ、きついに決まっている。

 

 

リクライニング車椅子

業者さんが、車椅子のデモ機を持ってやってきた。

病院にある車椅子とは違う。

写真で見てたより、かっこいい感じがした。

 

4人がかりで、私を車椅子に移す。

 

今までで一番倒せる。

でも、頭だけ少し起きたような感じになってしまう。

首が曲がって、しんどくなる。

 

首の下にタオルを重ねて敷く。

 

足の置き方を考える。

タオルを挟んだり、クッションを挟んだり。

 

業者さん、地域連携の看護師さん、PTさん、2人の看護師さん。

途中から、OTさんもやってきた。

いろんな人たちが集まって、意見を出し合う。

 

どのようにすれば、体がしんどくならずに乗っていられるか。

痛くないように乗れるか。

 

クッションと一緒に脚を固定するバンドが必要だ。

クッションは、業者から買うか、自分で似たようなものを用意するか。

 

吸引器は、どこに置くか。

介助者が持つか。

 

外出時のバッテリーをどうするか。

充電池か、モバイルバッテリーか。

 

外来に来る時は、事前に吸引器を準備しておいてもらう。

 

病院ならともかく、今後を考えて、もっと少人数で移動ができるようにしたい。

スライディングボードか。

 

結構な時間をかけて、あれこれ議論していた。

長く足を下ろしていたからか、両足の色は、どんどん悪くなっていたらしい。

普段、足を下ろして過ごすことはない。

血行が悪くなっていたんだろう。

 

 

今日は、1日を通して、よく吸引していた。

そして、吸引器のバッグがいっぱいになってくると、吸引力が弱くなるということを知った。

 

バッグの中身の量、チューブの汚れ具合。

吸引力が弱くなる状況を知って、対策をしておかないと、いざという時困る。

 

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