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2025年3月10日-1
嚥下リハ。
「今日、姿勢どうしますか?真っ直ぐ?そのまま?」
「そんな選択肢あったんですか?」
話を聞くと、またリハさんと電話で話をしたそうで。
この前の、私とリハさんの会話から、本人が望まないことはしない、ということに。
だから、姿勢をどうするか、と聞いてきたわけだ。
「この前、リハさんにも説明したんですが」
STさんにも説明をする。
今の傾いた姿勢がいいとは思っていない。
でも、最近やっと、体を起こす時間が増やせるようになったところだ。
現時点では、姿勢より体を起こしていることが大事だと思っている。
姿勢を正して座れば、すぐに疲れるから、今より起きている時間が減ってしまう。
色々話し合った結果、ここでリハビリをする時は、姿勢を正して座る。
家でプリンを食べる時は、とりあえず現状のまま(傾いたまま)ということになった。
真っ直ぐな姿勢
まず、常に変な角度の左足を直す。
足裏を地面につけると痛い。
足の置く位置によっては、ふくらはぎが突っ張ってしんどい。
「靴脱ぐ?」
履いていたクロックスを脱いでみたけど、あまり変わらなかった。
実際にはできなくても、両足で踏ん張れる姿勢にしたかったらしい。
足は諦めた。
クッションやタオルで、体と頭を真っ直ぐにする。
「どう?今、これが真っ直ぐだけど」
「違和感しかない。慣れない姿勢でしんどいし、ちょっと頭がクラクラする」
「そんなに?」
「これをリハビリと言う」
多少なりとも体に負荷がかからないと、リハビリをしているとは言えない。
真っ直ぐの姿勢は、本当にしんどい。
「1週間のうちの、たった30分では全然足りないけど」
「でも、やらないよりマシでしょう」
STさんの心配
「私が一番心配してるのは、ずっと左ばかり通すことの弊害」
ずっと頭が左に傾いて、喉を通るものは左側ばかり。
これが続くと、右側がどんどんサボる。
首周りの筋肉も、どんどんアンバランスになっていく。
そうなると、もっと使えなくなっていく。
「ベッド上でも、きっと左を向いていることが多いと思う。だから意識して、10分でもいいから、頭を真っ直ぐにするようにして」
現実的に考えて
「リクライニングの車椅子とかレンタルできないの?補助とかでないの?」
後付けヘッドレストで合わないのなら、やっぱり元から付いているリクライニング車椅子がいい。
当然だ。
でもね、STさん。
私には、介護保険は使えない。
ということは、レンタルしようとすると、10割負担なんですよ。
リクライニング車椅子って、1ヶ月いくらかかると思っているんですか?
1万では足りませんよ。
電動になるだろうから、数万円はかかるでしょう。
そして、リクライニング車椅子は車に乗せられない。
ということは、もう一台車椅子が必要になる。
それも、10割負担で借りることになるんですよ。
ほんの少しの食べる練習のために、そこまではできない。
補助が出ないのかって?
私程度では、そんな補助は出ませんよ。
もう少し、現実的に考えてくださいな。
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