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スライディングボードで、車椅子に移乗する。

入院

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2025年6月23日-2

入院43日目

 

カンファレンスが終わり、少し休憩。

疲れた。

 

疲れてはいたけど、車椅子の移乗はやってみることに。

PTさんも初めて使うスライディングボード。

ただの板ではなく、ベルトコンベアみたいな感じ。

 

慣れないから試行錯誤をしつつ、それでも以前より移動が楽だ。

体への負担が少ないから、それで痰が溢れたり咳き込むこともなく。

せっかくMy吸引器が届いたし、それを持って部屋の外に出てみる。

 

 

「吸引器があるとないでは、安心感が全然違う!」

PTさんと2人、言い合った。

 

部屋を出る時は、マスクをしないといけない。

吸引器の先端を、マスクの下に出し入れするのは大変だ。

ということで、先端はずっとくわえていることにした。

 

必要な時に、電源スイッチを入れるだけ。

電池さえ保ってくれれば、この車椅子でどこへでも行けそうな感じだ。

 

廊下を進んで、反対の病棟の前を通る。

大冒険だ。

 

その帰り道、先生に会った。

リクライニング車椅子に乗っている姿を見せるのは、何気に初めてだ。

 

両足を触られる。

この車椅子に乗ると、足がめちゃくちゃ冷たくなる。

足を下ろすということを、普段全然していないからかな。

 

「痺れとかある?」

「ないです」

 

先生と別れた後、地域支援の看護師さんに会う。

そこで、相談された。

 

今後、訪看さんへの指示書は、新しい訪問医の先生が書くことになる。

今は、嚥下の先生が書いてくれている。

何も言わずに終わるのは、いかがなものか。

訪看さんに、そう言われたらしい。

 

「お母さんに頼んで、電話してもらおうかと思ってるんです」

 

私も、あの人とは話をしたいと思っていた。

ある日突然、予約のキャンセルをして、それきりで音沙汰なし。

そんな終わり方はしたくない。

 

ほんとは、面と向かって話をしたい。

でも、まだしばらくあのクリニックには行けそうにない。

ということで、私が電話することにした。

 

最後のけじめとして。

そんなことを言いながら、怖いなー、どう話そう、と悩む。

 

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