PR
2025年6月1日
入院21日目-2
微熱
先生が、私の手足を触りながら言う。
「昨日も言ったけど、手足があったかくなってきた。というか、熱いくらい」
「昨日からずっと37度台なんですよ」
「しんどい?」
「んー、そんなに?」
明日、採血とレントゲンも撮ることになった。
「レントゲン撮る時、板入れないといけないから、ちょっと大変かもしれないけど」
「知ってます。あれも、結構きつい」
ちょっと体起こさないといけないし、どうなることやら。
吸引練習
今日は、父親がお見舞いにやってきた。
何気に、初めてかもしれない。
去年の4回の入院では、来たことがなかった。
看護師さんに、「お父さん来たら教えてください」と言われていた。
父親は、そんなつもりで来たわけではないけど、今日は吸引の練習をする。
まず最初に、看護師さんが見本を見せる。
久しぶりに、人に吸引された。
オエってなるよね。
やっぱり、苦しい。
めちゃくちゃ入っているようで、実はまだ喉のあたり。
入れようと思えば、気管までガッツリ入れられる。
どこまで入れるかは、その時の雰囲気次第。
手前のほうだけの吸引で済むならそれでいいし、奥までしっかり入れて吸わないといけない時もある。
次は、父親の番。
道具を持って、手の動きを練習する。
看護師さんが、手で輪っかを作り、そこにチューブを通して練習。
何度か動きを練習する。
そしてついに、本番だ。
正直な感想として、やっぱり父親は上手かった。
まぁ今は、お互い落ち着いている状態だ、というのもある。
でも、入れる時に苦痛はなかった。
吸引され出したら、もちろん苦しいし、オエっとなるけど。
2-3回練習して終わった。
父親は、看護師さんに色々質問していた。
この練習を後は、母親とヘルパーさんもやる。
受け手の負担は大きいけど、やらないと退院できない。
本番がないのが一番。
でも、もしもに備えて練習しておくのは大事だ。
歯を食いしばって口を開けられない時は、鼻から入れる。
苦しくて暴れている時は、1人が体を押さえ、もう1人が吸引をする。
コメント