2025年5月12日
嚥下造影
「怖気付いて来ないかと思ってた」
「いやいや、失礼な」
今回の嚥下造影は、体の角度を変えながらやる予定。
まず、バリウム入りゼリー。
そして、バリウム入りとろみ水。
そして、とろみの水に溺れた。
たった3ccのとろみ水にやられた。
その前に飲み込んでいた、ゼリーが逆流してきたのでは、とも言われている。
とにかく息ができなくて、酸素が70台とか60台にまで何度も下がったらしい。
何度も吸引された。
あれも、めちゃくちゃ苦しい。
でも、どんどん痰が溢れてくるから、吸引してもらわないと息ができなくなってくる。
途中、痰に血が混じったりもしていたらしい。
口から吸引も苦しいけど、鼻から吸引は、さらに痛い。
少しの体位変換で、一気に酸素が下がる。
息苦しくて暴れる。
ずっと酸素マスクをしていた。
普通のマスクタイプ、マスクにバッグがついているタイプ、チューブで鼻にだけ酸素が送られるタイプ。
こんなに酸素マスクがありがたいものに感じられる日が来るとは。
レントゲンを撮りに行く。
そこでも酸素が70台まで下がったらしい。
看護師さん、ちょっと焦っていた。
入院1日目
入院が決まった。
抗生剤の点滴をされる。
準備ができて、いつもの一般病棟に上がる。
ベッドの移動をしたら、また酸素が一気に下がる。
苦しくて暴れる。
先生が呼ばれる。
病棟の看護師さんたちが、ここでの対応は無理だと言い出す。
とりあえず、ナースステーションの横の部屋に移動する。
そしてまた吸引。
酸素は最大に上げている。
看護師長さんのアイデアで、体を横向きにしてくれる。
このほうが、上向きよりマシな気がする。
一般病棟が無理だから、ということでHCUなるところに行くことになった。
HCUってなんだろう。

2度目のレントゲンをHCUで撮る。
この結果、左の肺で誤嚥性肺炎になっていたそうな。
今回の事態は、先生もちょっと想定外だったらしい。
HCUに行ってから、ずっと寒気がしていた。
夜は、熱が38度台まで上がっていた。
お昼から色々しんどかったから、この程度の熱ではそこまでしんどくない。
すでにしんどかったところに、暑さが加わっただけ。
暑いけど寒いから、氷枕はもらわなかった。
おしっこの管を入れて、心電図のモニターつけて、酸素も測り続ける。
抗生剤とか、その他諸々点滴をする。

絶食状態だったけど、夜の薬を入れるため、胃の内容物があるか確認する。
そしたら、緑の液体が引けた。
60ccくらいあったらしい。
こんなの初めて見た。
ちょっと気持ち悪い。
看護師さんもびっくりしていた。
これは一体、何なんだろう。
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