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2025年4月14日
薬局。
ご飯を取りに行ってきた。
木の破片
「絆創膏売ってますかー?」
「高級品だったらあるけど、どうしたん?」
「この前、木の破片が爪の間に刺さって、危うく看護師さんに、爪剥がされるとこだったんですよ」
「うわー、痛そう」
「ペンチみたいなので、爪を縦にちょっと切られただけで済みましたけどね。木の破片は取れたけど、変わらないくらい普通に痛い」
何をするにも、親指の先は使うらしい。
絆創膏でカバーしていても、当たれば普通に痛い。

「金曜日からずっと貼りっぱなしなんですよ」
「今日が月曜だから4日かぁ。そろそろ貼り替えないと」
「だから、絆創膏が欲しいんです」
今はもう、傷から出血したりしているわけではない。
だから、ただのテープでカバーするだけでもいいかも。
そう言いながらも、2枚ほど絆創膏をくれた。
高級品。
「ドラッグストア行ったら安いの売ってるから、絆創膏はそこで買っといで」
食事量
最近、食事量が減っている。
「液体ラコールが大活躍なんですよね」

イノラスより濃度が低いから、負担少なく入れられる。
最近、調子悪いことが多いから、そんな時のご飯として活躍している。
「食べる量は減ってるのに、下痢する回数が増えてる。今度の体重測定は、ちょっと怖いなぁ」
「梅ジュースの影響がまだ残ってるのか。それをなんとかしないとなぁ」

「栄養摂取量少ないのが、当たり前にならないようにね」
液体ラコールが入れやすくて楽だから、とイノラスの代わりにし続けていたら、栄養摂取量が減ってしまう。
たまにならよくても、それが当たり前にならないように。
慣れてしまうと、また量を増やすのが大変になる。
「前は、イノラス1.5を入れてたのに」
「ほんと、あれはなんだったんでしょうね。よく入れられてたなー」
イノラス1.5を、1日2-3回入れられていた時もあった。
気のせいだろうか。

今は、イノラス1.5を1日3回も入れられる気がしない。
薬剤師さんは、こうやって栄養摂取量が減ることを心配している。
経管栄養生活
「気がつけば、ほぼイノラスだけの生活になって、1年が過ぎてたんですよね」
「もうそんなに経つのか」
「なんかもう、口から食べる生活に戻れる気がしない」
「またそんなこと言ってる」
「たぶんもう、食べたいと思ってない」

匂いがご馳走。
それだけで満足。
食べた気になっている。
人が食べているのを見て、自分も食べた気になっている。
褥瘡はめんどくさい
「最近、寝ても座ってもお尻が痛いんです。肉つけろ、以外の対策教えてください」
「やっぱ、一番大事なのは除圧でしょう」
この前、リハさんも除圧方法を教えてくれた。
できる範囲で、少しやっている。
「寝返りをうつのも大変なんですよね」
「大変でも意識してやらないと、すぐ褥瘡できるよ。寝てる時はどうしようもないけど、起きてる時は2時間おきくらいには動かないと」
「少し体を傾けて、隙間にクッションでも挟む?」
なるほど。
自分の姿勢でなんとかするより、ずっと楽に除圧ができそうだ。
程よいクッションを、上手く挟むことができれば。
「褥瘡できたら、本当にめんどくさいよ」
できてしまったら、なかなか治らない。
ひどいと、骨が見えるほどになる。
肉が腐ったら、取り除かないといけない。
そこまでいけば、痛みは感じないかもしれないけど。
でも、こまめに処置をしないといけなくなる。
一度でき始めてしまうと、どんどん進行するらしい。
栄養が足りない。
ずっと同じ姿勢でいる。
言われたことを理解できない。(認知症など)
こんな人が、褥瘡できやすいらしい。
「ヤバい。3つのうち、2つ当てはまってる。ボケ老人にならないように気をつけないと。笑」
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