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2025年2月19日
リハビリセンター。
車椅子から車椅子
最近、自力で移動ができなくなって困っている。
うちに来るリハさんは、今度スライディングボードを試すと言ってはいる。
でも、あまり現実的ではないだろう、と。
「スライディングボード。介助する人にはいいけど、自分で使うにはなぁ」
電動車椅子は、座面の高さが自走式より高い。
ブレーキのレバーやフットプレートを乗り越える大変さもある。
電動車椅子を、サイズダウンしようと考えてはいるけど、どうなるかわからない。
何かいい案はないだろうか。
センター長、車椅子の写真を見ながら考える。

「うーん、今すぐには思いつかんなぁ。ちょっと時間ちょうだい」
炎症と筋肉量
「毎回、脚を触ってて思うけど、ほんとに炎症が減ってきてる感じ。ちゃんと薬が効いてるんやろなぁ」
触った感じの、筋肉の反応が良くなってきているらしい。
「数値とか画像で示せって言われたら難しいねんけどな」
「今はみんな、数値とか画像ですからね。それが示せなくて、私も困ってきました」
この前、左手だけ筋電図検査をした。
その筋電図の結果、筋肉量は増えていると言われた。
「栄養が増えたわけでもなく、特に左手なんて全然動かせてもいないのに、どうやって筋肉量が増えたんだか」
「増えてるの、納得やわ」
右と左は、繋がっている。
だから、右手を使うだけでも、左手に多少は刺激がいっている。
今までは、炎症を抑えるのにエネルギーを使っていた。
でも今は、炎症が減ってきたから、筋肉を作るほうに使えるようになった。
だから、筋肉量が増えた。
だそう。
「右手も弱くなってきてますよ」
「握力、数値的にはどんな感じ?」
「去年の5月の時点で、15-16くらいでした。それ以降は、測ったことがないからわからない」
右手を握って、力を抜いて、というようなことを何度か繰り返す。
ちょっとした手首の角度などで、力の入り具合が変わるらしい。
炎症の感じとしては、悪くなっていない。
筋肉の使い方のバランスが崩れると、また簡単に炎症が起こってしまう。
だから、使いやすいところ、使いにくいところ、両方をバランスよく刺激していく。
食道を通る時に苦しい
「食べることに関しても、いい案ないですか?最近、ゼリー飲料を飲んだ時、食道の上のほうに留まって、ゆっくり流れていくその過程が苦しい」
「粘膜が、弱ってきてるんやろなぁ。嚥下の検査とかした?スコープとか」
「鼻からカメラ?1年以上前にやりました」
「その時はなんて?」
「一応、異常はなさそうな感じでした。食べることに関しても、なんでか理由わかってないんですよね」
感覚的な説明になるけど、「ごっくん」の「ごっ」の部分に問題があるんだろう。
「固形物とか液体とか、そういう食形態の問題じゃなさそう。喉のあたりに溜まったりしない?」
「喉に溜まります」
送り込んで、飲み込んで、の送り込みがうまくできていなさそう。
「舌圧、低いんですよね」
「やろうなぁ」
いつもは、30分くらいで終わるリハビリ。
今日は、1時間近くここにいた。
「今日は、長かったから疲れたやろ?」
「疲れました。手がプルプルしてるし」
疲れていたから、帰って横になって休憩。
ちょっとリハビリに疲れたくらいで、今日は調子がいいと思っていた。
でも、夕方5時半頃、急にグラッとめまいがしてきた。
気持ち悪くて、頭も動かしたくない感じ。
揺れる揺れる。
夕食前の薬と一緒に、セファドールを飲む。
飲んで少ししたら、めまいは落ち着いてくれた。
ほんと、セファドールは効いてくれるなぁ。

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