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2025年7月7日
今日初めて、訪問のSTさんが来た。
食べる問題が出て以来、いまいち誰にも理解されずにきた。
今回の入院以前では、血液検査や画像として、第三者に示すことができなかった。
こういう感覚なんだ、と言っても信じてもらえていない感じがしていた。
しゃべることに問題はないし。
「誤嚥はしてない」
「飲み込む力はあるんだから、食べられるはず」
「気のせいだ。そう思い込んでるだけ」
食べる問題が出てから約2年、自分でもよくわからなくなっていた。
でも今日、STさんに言われた。
「あなたの言っていることは、間違っていないと思う。その感覚は、本当だと思う。理に適ってるし、その通りだから食べるのが難しい」
色々説明してくれて、初めて全てを肯定された。
きっと、食道上部の動きが悪い。
開いたり閉じたりのタイミングが悪い。
だから、誤嚥するし、そのあたりにものが溜まる。
精神的な問題で、こうはならない。
おそらく、私の病気から来ているものだろう。
唾液は軽いから、私にとって一番飲み込みにくい。
口の中で泡になっているものが、特に飲み込みにくい。
もう少し重いものなら、飲み込めるかもしれない。
でも、全然焦らなくていい。
ゆっくり、時間をかけていこう。
もう食べることは、余暇でいいんだから。
嬉しかった。
たぶん私は、ずっとつらかった。
嘘つきじゃない、と証明したいのに、なかなかできずにいた。
今回、誤嚥性肺炎になって、やっと少しは証明できたけど、それでもよくわからなかった。
誤嚥性肺炎になって以来、もう何も口にしていない。
歯磨きすら、むせるからあまりしたくない。
実際、たまーに口の中が気持ち悪くなったら、歯磨きシートで拭くくらい。
今は、食べることに対する自信はないけど、また何かを食べる日が来るかも。
今日は、STさんと一緒に歯磨きをした。
私1人でやろうとすると、何度もむせていた。
だから、途中からSTさんが歯磨きを、私はずっと吸引をしていた。
「これならできそう?イヤじゃない?」
「これなら大丈夫です」
無理強いしない。
気合いや根性でやらせない。
今後、食べる練習をするとしたら、横向きに寝た姿勢でやる。
それが一番、唾液が落ちにくい。
このSTさんに、もっと早く会いたかった。
でも、今日出会えて良かった。
これから、よろしくお願いします。
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