PR
2025年1月24日−2
訪問リハ続き。
食道の話
「口からもうちょっと食べろって言われたって?」
「食道も、あんまり使わないと怠けるんですか?って、神経内科の先生に聞いたんです。そしたら、怠けるって。使わないと弱るから、少しでもいいから何か口にしてって言われたんです」
最近、のみや水を飲むと、食道の上のほうで留まって、それからゆっくりと流れ落ちていく。
その過程が、ちょっと苦しい。
「苦しいから、余計に何も口にしなくなる。そしたら、余計に動きが悪くなって」
「悪循環」
「ですね」
「食べることに興味がなくなってるしなぁ」
「こんないいもの(胃ろう)も手に入れたし〜」
「誰が最初に胃ろう勧めたの?」
「嚥下の先生」
リハさん、軽くため息をついていた。
誰が何と言おうと思おうと、あの時の私には必要なことだった。
胃ろうを造っていなかったら、もっと苦しんでいただろうし。
「お粥は?なんか挑戦するって言ってなかった?」
「ちょっとだけ試したけど。今は、賞味期限の切れたプリンに忙しい」
ちなみに、そく粥。
濃度を濃くすると、やっぱり咳き込む。
薄過ぎるのもダメだし、お湯のご飯風味って感じで美味しくもない。
今日、夜に気づいた。
食道の上のほうで留まって、ゆっくり流れ落ちて、食道の下のほうでも留まる。
手首のこと
「月曜日、整形行ってきたんですけどね。とりあえず今は様子見だけど、これが大きくなったり痛みが増すようなら、手術になるらしい。で、たかだか手首のこれに、全身麻酔だそうですよ」
「え!?これに全身麻酔?」
「びっくりでしょ?私、全身麻酔に良いイメージないんですよね」
昔、膝の手術をした時、全身麻酔でやった。
その時、笑気ガスを吸わされて、そのガスに咳き込みまくった。
1回目がそんな感じだったから、2回目は麻酔科でその話をした。
だけど、2回目も同じように咳き込んだ。
咳き込んでいるところに、無理矢理マスクを当てられ、またガスを吸わされた。
このまま殺される、と思ったくらい怖かった。
だから、できることなら全身麻酔はしたくない。
もし、しないといけないなら、先に点滴で落として欲しい。
自分の意識がなくなってしまえば、その後は好きにしてくれて構わない。
「手首、今は小康状態だけど、そのまま消えてなくなってくれたらいいなぁ」
「そうですねぇ」
コメント