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2025年5月27日
入院16日目-2
お昼のイノラスが終わり、薬の注入をしてくれている時、先生がやってきた。
「私、今からいなくなりますよ」
「??」
今から、みなさん集まってのミーティングだ。
近くにいた看護師さんが、説明をしてくれる。
ここで、先生の相手をしている暇はない。笑
「あと、今日は咳し過ぎてしんどいんで、もう起き上がれません」
「んー・・じゃあ、今度から午前中に来よう」
薬の注入が終わり、ベッドごと部屋を移動する。
廊下で見慣れた顔に会った。
訪看ステーションの課長、Iさんだ。
お互いに手を振る。
隣にいて、会釈してきたのは、支援員さん。
今回で、会うのは2回目。
こんな顔だったかな。
部屋に入ると、一番会いたかった顔が。
「Bさん(いつも木曜日にお世話になっている看護師さん)がいる!Bさんがいる!家に帰りたい」
「うんうん。帰ろう。そのために、みんなで話し合いするから」
「会いたかったー」
「私も会いたかったー」
来るかなって想像はしていたけど、本当にいて嬉しかった。
ずーっと毎週のように会っていたわけだし。
ちょっと泣くかなと思った。
ちなみに、Bさんの隣には、訪看ステーションを紹介してくれた、福祉センターの人がいた。
予想通りの4人に加え、地域支援の看護師さん、今日の担当看護師さん、そのメンター的看護師さん、そして、先生も参加していた。
私を合わせて、総勢9人での話し合い。
まず、先生が経緯と現状を説明する。
その後は、どんどん質問が飛び交う。
私は、咳き込み、時に吸引しながら、みなさんのやり取りを見ていた。
そして、質問に答える。
時々、話に口を挟む。
栄養摂取方法、排泄に関して、福祉用具のこと、吸引に関して、今後の移動方法。
みんなが、私のことについて話している不思議。
「また、誤嚥性肺炎を起こす可能性はありますか?」
「それは、ありますね」
「先生、今後の治療方針はどうお考えですか?」
通ってくれるなら治療は続けたい。
ただ、うちから往診はできないから、往診医を探す必要はある。
正直、今のところ治療が奏功しているとは言えない。
他の方法も検討していこうと思っている。
いざ必要となった時に、吸引器の電源を入れたりができなかったら困る。
だから家でも、常に電源は入れっぱなしがいいかも。
先生「電気代めっちゃかかるけどな」
だよねー。
家に帰ったら、使う時だけ電源入れようと思っていたんだけど。
身体障害者手帳の等級が上がる。
先生は、1級にすると言っていた。
吸引器購入は必須。
万一に備えて、両親も痰の吸引を練習する。
この実験台はつらい。
頭を30度も上げられないのであれば、お風呂に入るのは難しい。
とりあえず、お風呂は諦めよう。
できるだけ胃ろうからのご飯であって欲しいけど、今の感じだと、中心静脈栄養と併用になりそう。
訪看の事業所は、2つになる可能性が高い。
頭の角度を上げること、胃ろうからのご飯にすること。
これらができれば、関われる人が増える。
退院までに、できるだけがんばって。
先生は、私にスパルタでいくらしい。
やーめーてー。
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