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2024年10月16日-2
嚥下のクリニックから帰ってきて、昼ご飯の準備をする。
その後、トイレに行って、ズボンを上げようとしたら履くのが大変だった。
もう家から出ないしと思って、もっと楽なのに履き替えることにした。
いつもズボンの履き替えは、車椅子に座ってしている。
だから、いつものように車椅子上で、もぞもぞと履き替えていた。
そしたら、頭をガクンと後ろに倒してしまった。
私は今、頭を後ろに倒すと、自力で起こすことができない。
頭を横に倒したり、持ち上げようとしたり。
右手も使ってみたけど、全然持ち上がらなかった。
頭が車椅子の背もたれに引っかかったまま、身動きが取れなくなった。
10-15分は、1人で足掻いていた。
ほんとに限界がくる前に、助けを呼ぼう。
訪看ステーションに電話をする。
それからしばらく待つ。
変な体勢で居続けるのは、けっこうしんどい。
頭に血がのぼる。
両腕も血行不良感がある。
汗がダラダラ流れてた。
体も中途半端にずり落ちかけている。
頭が引っかかったままの姿勢だと、唾を飲み込むのも大変だった。
やっと看護師さんが来てくれた。
誰が来るのかなと思っていたら、最近一番よく来てくれる看護師さんだった。
すぐに頭を起こしてくれる。
そして、状況を説明する。
「おー、確かに半ケツや」
体勢を整えようにも、ズボンがお尻に引っかかっていて、ちょっと難儀する。
なんとかきちんと座らせてもらい、ベッドに移動することに。
自力で移動しようにも、うまく力が入らない。
結局、看護師さんに移動させてもらう。
「でも、下に落ちなくてよかったね」
「落ちたほうが楽かな、とは考えましたけどね。でも、下に落ちたら余計にややこしいことになるかなと」
ずっと変な体勢で居続けるのはしんどい。
下に降りれば、横になることもできる。
でも、下手に落ちれば、怪我をするかもしれない。
どちらにしても、自力で動けないことには変わらないな。
ベッドに寝かせてもらったあとは、汗だくだった私の体を拭いてくれた。
拭くついでに、体のあちこちをチェックされる。
「お尻ちょっと赤くなってるけど痛い?」
「お尻はいつも痛いですよ」
「足も赤くなってて痛そう」
「そこ(足の裏、外側)はずっと当たってますからね」
ちょっとタコができだしている感じ。
最近、けっこう痛い。
「ここ(膝より下の外側)は内出血がいっぱいだ。ぶつけてる?」
「そうだと思います」
彼女は、一番細かく見ているし、細かいとこまで覚えている。
バイタルチェックをして、嚥下のクリニックでの話を少しする。
相変わらず、説教されて帰ってきた。
「もっと胃ろうから入れるようにしなさいって。ストレスとか言ってる場合じゃない。いつまでも点滴は続けられないんだから、今後のことを真剣に考えろと言われました」
「それで、はいって?」
「いや、はいとは言えなかった。あはーって言いながら帰ってきた」
もう3時も過ぎていたけど、お昼ご飯がまだだった。
ということで、イノラスを繋いでもらう。
食後の薬を準備して、あれこれ確認をして、看護師さんは帰っていった。
「気をつけてね」
「き、気をつけまーす」
初めて緊急コールをしてしまったけど、来てくれて本当に助かった。
こうやって助けを呼べる環境ができていてよかった。
Cさんに、この話をした。
「限界がくる、手前の手前の手前くらいで連絡して!」
救急車と違って、すぐに駆けつけることはできない。
だから、できるだけ早めに呼んだほうがいい、とのこと。
あと、今日の看護師さんにも言われたけど、携帯はほんとに肌身離さず持っておくこと。
連絡できなかったら終わりだ。
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