2024年5月15日
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「全部引き払ってきたの?」
「はい、全部引き払ってきました!」
引っ越しの話に始まったから、右腕を使い過ぎて起き上がれなくなった話をした。
「右腕が弱くなったら、それだけで。。」
「生活が成り立たなくなる」
「そうです」
「早めに入院して、前に言ってた治療する?入院したくない?」
「入院するのは全然問題ないです。動けなくなるほうが問題」
「まぁでも、難病が下りるのを待ったほうが、金銭的にはいいかな。何か連絡きてない?」
「5月2日に出したとこですからねぇ」
「まだ、そんなかー」
「住民票を移さないことには、何もできませんでしたからね」
この話の感じだと、思ったより早く難病のやつはもらえたりするのかな?
昨日の薬剤師さんとの会話でも、1ヶ月くらいで動きがありそうな感じだった。
「使い過ぎたら動きが悪くなる?」
「そうですね。だいたい、使い過ぎたらですね」
「そういえば昨日、久しぶりに嚥下リハに行って、そこで握力測ったんです。そしたら、16とかだったみたいで、ちょっとショックを受けました」
先生が、私の右手を触る。
「色悪いなー」
ほんとこの時、なぜか両手共に手の色が悪かった。
左右の手、腕の力をみる。
そして足も。
「栄養は?」
「昨日、初めてイノラス1日で4つ入れました!」
「その前は?」
「それまでは、1日3つは確実に。まだエンシュアが残ってたから、イノラスの代わりにエンシュアにしたりとかしてました。1日4回にしようとすると、外出した時難しくなるんで、あれこれ試してたら、昨日が初のイノラス4つになりました。朝1.5、昼1.5、夜1」
「なるほど。口からは?」
「イノラス4つにしたら、昨日口からは水ゼリーだけです」
「んー」
「イノラス3つで、基本お腹いっぱいなんです。そこに更に、1つ足してるんですよ」
「だんだん胃が慣れて、イノラス3つだけじゃお腹すく、という状態になって欲しいなぁ」
「まぁ、活動量が増えれば、そうなってくるかもしれませんね。あ、ちなみに、イノラス1つを1時間かからず入れられるようになってきましたよ!」
「おー。体重は?」
「引っ越しから帰ってきて、5月の初めに計った時で、約1キロ落ちてました。それ以降は、もう計るのやめました」
「そうか。とりあえず、しっかり栄養は入れてね。栄養が足りてないと、治療もリハビリもうまくいかないよ」
「最近、ジュースの美味しさがわかるようになったんです。こっち(胃ろう)からのほうが美味しく感じて、口からのほうが美味しさを感じない」
「ヨーグルトくらいでもいいから、口から食べて欲しいけどなぁ。飲み込むのが大変?」
「そうですね」
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