2024年3月21日
入院10日目-3
アイソカル注入中に、OTさんがやってくる。
おもしろ入院患者の話を、いろいろ聞かせてくれる。
ほんといろんな人がいるんだね。
標本かってくらいガリガリでも、私なんかよりも大声が出せたり。
生きられるかってレベルで痩せているのに、点滴で太りたくない!とか言って、でも、管理栄養士になろうかなと言ってみたり。
メロンパン持って脱走して、医師に追いかけられる人がいたり。
サウナで大火傷したのに、退院したらサウナに行きたいと言ったり。
聞けば聞くほどおもしろい。
今朝、先生が来た時に言った話をした。
「ぷくぷく太りなさい」
「じゃあ、いくらでも入れられる、強い胃をください」
このOTさんも、胃の弱い人だ。
少量ずつ食べないと、調子に乗ると吐いてしまう。
胃に長く留まるものとか、油の多いようなものも苦手。
胃の気持ち悪さとか、吐き気にすごく共感してくれる。
「ほんと、この感じを1回味わってほしい」
「胃の強い人には、弱い人の気持ちわからないからねぇ。先生のあのお腹、すごいからね。先生の胃と、足して2で割ったらちょうどいいんじゃない?😁」
アイソカルを100ml入れただけで、お腹いっぱいでちょっと気持ち悪いとか言ったりする私。
「この半分で、そんな感じか。これ私だったら、一気で終わる。
この感じだと先生、退院後も同じような感じを継続させるのかな」
「同じだと、口から何も食べられなくなりますよ」
「話聞いてると、退院後のほうが大変そう。って言いながら、4月1日からまた入院とか言われたりして😁」
「え、そんなすぐ?」
「あり得なくはない。先生も、どんどん栄養入れて、進めていきたいだろうし」
前にもOTさんは言っていた。
制度の問題で、一度退院させないといけないかも、と。
退院して即また入院で治療開始とか、忙し過ぎるな。
休まる暇がない。
ガンマグロブリン治療するのかな?と言っていた。
ガンマグロブリンの大量投与で、体が動くようになったりすることもあるようで。
ちなみに、受けている本人は、何も感じないそうな。
ステロイドのような感じとは違うらしい。
今日は、手を揉んでもらったあと、いつもより柔らかくなった。
曲げやすくなった。
これは、ステロイド効果かな?
それとも、お風呂効果?
なんであれ、動きが少しよくなった😊
手は、まだ少しは動いているから、この程度でも変化が出たけど、肩はなかなか難しい。
もう何年も、動かせていなさ過ぎるから。
だから、痛みが出るほど動かすと逆効果になる。
すでに、靭帯や腱が伸びたり硬くなったりしているから。
痛くない範囲で、少しずつでも動かしたほうがいいと言われた。
動かさないとねー。
OTさんが帰る少し前に、先生がやってきた。
何気に、同時にいるのを見るのは初めてだ。
先生は、栄養剤のことについて一言言いに来た模様。
「明日のお昼、胃の中で半固形になるやつにするから」
そこから、OTさんも一緒に3人で少し話をする。
「何度も言ってるけど、もっとぷくぷく太りなさい」
「ぷくぷく太るためにも、いくらでも入れられる強い胃をください」
「そんな薬はないからなぁ」
「じゃあ、先生の胃を分けてください」
「僕の胃、あんまりよくないかも。すぐ痛くなるかも🤣
まぁ、入れ続けてたら慣れてきて、不快感がなくなってくる人もいるよ」
「ここに入院してから、かなり入れられるようになったそうですよ」
「そうですよ。ここ来て、めちゃくちゃ成長した」
「僕はね、スパルタでいこうと思ってるから。食べることも、リハビリも、薬も。良くも悪くも、まだ若いから伸び代がある」
なんか、スパルタな人多いな。
もういろいろどうでも良くて、ポカポカの窓際で、のんびり外でも眺めて過ごしたいとか思っていたのに。
誰もまだ、それをさせてはくれないらしい🤣
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