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2025年5月26日
入院15日目-2
ヘパロック
グロブリンの点滴の後、ルート内で血液が固まらないように、ヘパリンを流す。
これを、ヘパロックという。
これを、1年目の看護師さんがやった。
「痛い、痛い、痛い」
たぶん、これに限らずだろうけど、血管に何かを注入する時は、ゆっくり入れてくれないと痛い。
横で見ていた先輩看護師さんが言う。
「ゆっくり、ゆっくり」
1年生、たぶんゆっくり入れてくれたとは思う。
「痛い、痛い、痛い」
結構痛い。
「いつもこんなに痛いですか?」
「ちょっと痛い時もある。でも、ここまで痛くはない」
先輩看護師さんが、刺さっている針を少し引っ張る。
その状態で、ヘパリンを入れる。
ちょっと痛いけど、我慢できるくらい。
なんとかヘパロックできたけど、こんなに痛かったのは初めてだ。
でもちょっと思うんだけど、この点滴は今日で終わりじゃないのかなぁ。
ヘパロックせず、そのまま針を抜いてしまっても良かったのでは・・?
話し合い
地域支援の看護師さんがやってきた。
まずは、面会に来ていた母親を連れて出ていく。
吸引器の申請用紙が届いたらしい。
先生に意見書を書いてもらう。
業者さんに、見積書とカタログのコピーをもらう。
そして、市役所に申請をする。
母親が帰ってから、またやってきた。
明日、支援員さん、訪看さん1-2人、誰かもう1人が病院にやってきて、みんなで話し合いをすることになった。
安全に退院をするために、どんな支援が必要で、それぞれどこまでできるか。
場合によっては、訪看ステーションをいくつか組み合わせたりすることもあるらしい。
明日、訪看さんに会えるの、楽しみだなー。
誰が来るんだろう😃
気がつけば、いきなりの入院から半月が経っている。
転院はイヤだ。
家に帰りたい!
先生現る
「痰どう?咳とかどう?」
「お風呂のために移動しただけで、めちゃくちゃ咳き込んでました。そもそも今日は、朝からよく咳してる」
「うーん、そうかぁ」
明日は、先生が起き上がりを見るらしい。
「少しでも体起こして、動けるようになってもらわないと」
いやだなー。
また苦しまないといけないのか。
「そんなに見つめられても。イヤそうな顔してるけど、無視することにする」
「入院する前から、今みたいな感じだった?結構無理した、ギリギリの生活をしてたんじゃないかって言われてるんだけど・・」
「車椅子乗ってたし、今よりはマシでしたよ」
「確かに、車椅子で来てくれてたな」
「トイレとかご飯の準備とか、結構ギリギリではあったから、今後に備えて準備をしてるとこでした」
「そのタイミングでこうなった、と」
「そうです」
結局、準備は間に合っていないけど、それでも、障害支援区分の認定を受けられていただけ良かったと思う。
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