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2024年8月28日
嚥下のクリニック。
点滴時、看護師さんに聞く。
「毎日点滴するのに、なんで針を刺しっぱなしにしないんですかね?そのほうがお互い楽だろうに」
「土日も含めて、ほんとに毎日点滴してるんですか?」
「そうですよ。だから、1週間で最低7個、針穴が増えるんです。失敗されたら、更に増えるし」
「針穴。笑」
「先生に言っといてください。なんで針刺しっぱにしないんですかって」
そんな会話をしながら、点滴を開始する。
最近、3回連続で肘の真ん中、採血とかでも一番使われる位置に針を刺されている。
一番刺しやすい場所らしい。
でも、同じ場所を連続で刺され続けるのもイヤだ。
少し内出血してるし。
ということで、今日は違う位置に。
針を刺す。
ちょっと痛い。
まぁ、それ自体はよくあること。
点滴を開始しても、まだ痛い。
我慢しろと言われれば我慢するけど、針の刺さっている位置から少し手のほうまで痛い。
そのまま40-50分我慢するのは良くないから、ということで刺し直すことに。
次に刺した場所は、そこまで痛くない。
なんなら、最初に刺した場所がまだ痛い。
これで、点滴を開始する。
今日も、針穴が2つ増えた。
点滴中に、先生がやってきた。
「調子どう?」
「点滴をした後は、しばらく元気になります」
「毎日点滴するのに、なんで針を刺しっぱなしにしないんですか?毎日刺されてたら、どんどん針穴が増えていく。失敗されたら、更に増えるし」
私の腕を見ながら先生。
「留置針なぁ、、留置針なぁ、、」
すごい悩んでた。
「外界と繋がった状態になるからなぁ」
針を刺しっぱなしにすると、感染のリスクがある、と。
近くにいた看護師さんに向かって、どう思う?って聞いてた。
「でも、血管固くなってきてますよ」
先生、更に悩む。
そして言う。
こんなん続けるのは良くない。
ほんとは、胃ろうから入れるようにしていって欲しい。
暑い今の間だけだ。
点滴にばっか頼ってたらあかん。
針いっぱい刺されるのがイヤやったら、ちゃんと胃ろうから入れられるようになりなさい。
最後に。
「留置針にはしないよ!」
そう言われて終わった。
はい。
リハビリ。
あちこち痛くて、痛み止めのローションを塗りたくっている。
痛くて手足のポジションに困って、ちょっと寝不足なのをタリージェの眠気が助けてくれている。
STさんに、そんな話をする。
リハビリでは、STさんに頭を支えられながら。
何度も傾く頭を、真っ直ぐに戻される。
一度、後ろに倒された。
相変わらず、自力では戻せない。
リハビリ中に、何か物を取りに先生がやってきた。
その時に一言。
「がんばれ」
色んな意味での「がんばれ」だった気がする。
この先生に言われるとなんか、がんばらないとって思う。
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