2023年12月22日
夜、両親に話をした。
「ちょっと話していい?」
今日、先生と話をしてきた。
胃ろうをすると決めた。
このままの生活を続けていても、なかなか栄養状態は改善されない。
色々工夫してきたけど、どんどん痩せていっている。
ずっとフラフラしてるし、体の動きもどんどん悪くなってきている。
だから、胃ろうをする。
まだ具体的なことは決まっていないけど、もしかしたら、あの嚥下の先生が手術をしてくれることになるかも。
胃ろうを造ったら、基本的には自分で栄養を入れるようになる。
でも、私の場合は左手がうまく使えないから、自分でできない可能性もある。
そうなったら、家族の協力が必要になる。
だから、その時はお願いします。
こんな感じで話をした。
胃ろうを造ることに対して、両親を説得しようなどという気は最初からない。
でも、どうしても協力してもらわないといけない可能性はある。
やはり母親は、いい気はしていないようだった。
あれこれ文句も言ってきた。
「なんで胃ろうなの??やっぱり胃ろうには、末期の人とかがする延命、そういうイメージしかない」
「イメージでしょ。そりゃ、末期の人とか、高齢者に対する延命的な意味での胃ろうは良くないと思う。でも、そういうのとは意味が違う。元気になるための胃ろうだ。知らないくせに、イメージだけで話をするな。少しは調べろ、勉強しろ」
それから母親は言ってきた。
「こんなこと言うのもなんだけど、あの先生は信じられない。前に聞いた話と全然違う!先生に言うなって言われてたけど、この際だから言う」
そして母親は教えてくれた。
先生と話した時に言われたこと。
そして、コソコソしていた理由。
彼女は拒食症だ。
これは性格的な問題だ。
彼女は我慢強いけど頑固だ。
だから食べない。
このまま食べない状態が続くと、心臓とか色んな臓器がやられてしまう。
もし希望するなら、精神科を紹介する。
今までの精神科でどうにもなっていないなら、もっとしっかり治療してくれるところに入院させるべきだ。
精神科に入院させて、無理矢理食べさせたほうがいい。
今は、本人がリハビリに通ってくれているから、その意思を尊重したい。
今後、色んな数値が上がってくれば、もうちょっと食べられるんじゃないか、と話もできるし。
この話は、本人にはしないで。
こんな感じの説明を受けたらしい。
そして母親は、胃ろうの話は一切されていないらしい。
コソコソの理由は、胃ろうの話じゃなかったんだ。
本当に、私の知らないことだったんだ。
今時、本人には言わないで、とかあるんだなぁ。
心因性なだけと思うなら、さっさと向こうに帰らせてくれればよかったのに。
じゃあ、舌圧が低いのは、呼吸の数値の低さは何なんだろう。
このリハビリには、何の意味もないんだろうか。
これから、この先生に手術をしてもらおうか、なんて話が進んでいるのに、信じていいんだろうか。。
原因が何であれ、食べられていない、水分が摂れていない状態には変わりない。
だから、胃ろうはしたいと思っている。
でも、この先生が信じられる人なのか、わからなくなってきた。
というか、この出来事によって、誰も信じられないような気がしてきた。
みんな何を思っているのか、考えているのか。
言っていることは本心なんだろうか。
みんな私のことを、精神科疾患の人として、当たらず障らずな態度で接しているんだろうか。
全てに不信感を抱いてしまう。
「拒食症はいいとしよう。もう、心因性は言われ慣れてるし、そんなことはどうでもいい。頑固なのも認めるよ。でも今、固形物を食べることに対して拒否ってる部分があるのは、そこに至るまでの過程があったからだ。気のせいだ、食べられないはずがないって、今まで何度も色んな食べ物で試してきた。その度に咳き込みまくったり、苦しい思いをしてきた。何度もそんなことを繰り返してきたら、イヤになるでしょう?精神科に入院させて、無理矢理食べさせるって何?それで食べれるようになると思う?そんなことされたら、余計に食べることがイヤになるだけだ」
「でも、それしか方法がないなら仕方ないかなと思って。拒食症だと言われたから、これでも気を遣ってきたのよ」
「いや、前よりあれ食べろこれ食べろが増えてきたよ。そんなのストレスでしかない。固形物を食べることに関しては、自分のペースでしかできない。ただ日々を楽しく過ごしたいだけなのに、何の嫌がらせなんだ」
「母さんだって、あなたのことを想ってるのよ!あなたが元気でさえいれば、それでいいと思ってる!」
とりあえず、母親と散々言い合って、共通の結論としては、先生にこれについて話を聞く。
私は次の日もリハビリでクリニックに行く。
だから、話ができたら、その時に聞こうと思う。
母親は仕事だから、来週の月曜日に話を聞きに行く、ということになった。
散々話をして、とりあえず我々家族としては、同じ方向を向いていると思えた。
決して敵ではない。
ちゃんとコソコソの理由も聞けた。
先生に口止めされていただけ。
だから、この嚥下の先生の真意を聞きたい。
ややこしいことになってきたなぁ。
そして今後、私のいない場で話をさせてはいけないな、と思った。
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