2023年12月22日
嚥下リハビリから帰って、今度は薬局に行ってきた。
前回処方してもらったエンシュアの残り半分を受け取りに。
「年内、あと1回くらい処方してもらう必要ありそうですね」
「そうですね。来週また耳鼻科に行ってきます」
「また同じような感じでいいですか?」
「はい、同じような感じでお願いします。あ、この前のメロン、久しぶりに飲んだら美味しかったです。ナイスチョイス!」
エンシュアの話をあれこれしたあと、胃ろうの話をした。
「胃ろうすることにしました」
「個人的な意見だけど、私もそのほうがいいと思います。初めてお会いした時より痩せたと思うし」
「そうですね。約1ヶ月前。あの時より、数キロ痩せてます」
「胃ろうは仮の姿です。胃ろうしたあとは、口から食べるリハビリ、がんばってくださいね」
「そうですね。ある意味逃げ道を作るようなものだし、気をつけないと」
本当にそうだ。
今は口から食べることが大変である。
だから、うまく栄養が摂れていないわけで。
胃ろうを造ることによって、栄養摂取がある意味簡単になってしまう。
苦痛もなく、栄養を入れられるようになってしまう。
そうすると、胃ろうに逃げることもできてしまう。
苦しい、しんどい思いをしながら食べる必要がなくなってしまう。
きっと最初は傷が痛むだろう。
お腹の傷が痛いから、咳き込みながら食べることが、もっと困難になってしまうかもしれない。
もう胃ろうだけでいいや、ということになる可能性もある。
これは前から思っていることだけど、気をつけないといけない。
胃ろうを使って栄養摂取をするのは、仮の姿である。
しっかり頭に刻み込んでおかないといけない。
私にとって、胃ろうでの栄養摂取は仮の姿でしかない。
一時的に必要だから頼るだけだ。
ずっとそのままでいちゃいけない。
「がんばって、としか言えないけど、がんばってね。応援しています」
「ありがとうございます。がんばります」
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