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2025年5月20日
入院9日目-1
役に立っていない
夜中、尿意を催して目が覚める。
下腹部を触ると、膀胱はパンパン。
おしっこの管は、確実に役に立っていない。
きっと、詰まっている。
この状態でも、すぐにはおしっこを出すことはできない。
少ししてから、やっと少しずつ出せる。
管というジャマがあるからね。
すんなり出すこともできない。
出しきったかなというタイミングで、ナースコール。
「オムツ替えてくださーい」
パッドの交換をしてもらう。
そして昨日同様、おしっこの管が役に立ってないと思う、と説明する。
また固定水の確認。
固定水は、問題ない。
「ほんと、管が乾いてる。昨日の朝10時からで、400mlくらいしかおしっこが溜まっていない」
「昨日の夜と今、オムツでしましたからね」
「もう交換するか、抜いてしまうかですね」
管が入った理由は、HCUでどうするか聞かれた時に、「どっちでもいい。看護師さんが楽なほうで」と言ったから。
三重苦
午前中は、とにかく苦しんだ。
ひどい咳き込み、お腹ギュルギュル、そして、膀胱がパンパン。
掃除のおじさんにも、お風呂のプロにも、しんどそうだと心配された。
ひどい咳き込みが落ち着いたと思ったら、お腹がギュルギュルいって、お腹が落ち着いてくれるまで、しばらく動けない。
そして、常に膀胱がパンパン状態なのも、何気にしんどい。
プロが来た時に、看護師さんに浣腸してと頼んでもらった。
早く何とかして欲しい。
おしっこの管
浣腸の前に、おしっこの管を抜いてもらう。
抜いた勢いで出てきたりするかと思ったけど、それは大丈夫だった。
おしっこの管は、ほぼ詰まっていたような状態。
浮遊物がたくさん。
おそらくは、細菌感染しているか、していたか。
「自力で排尿できるなら、抜いてしまってもいいかも。退院時に、そのまま入れて帰るならアレだけど」
「入れたまま帰るとかあるんですか!?」
「ありますよ。訪看さんに、定期的に交換してもらったりして」
「そんな選択肢もあったのか」
退院を考えるにあたって、大きな問題のひとつがトイレだ。
もし、自力でトイレに行けなければ、オムツかなと思っている。
でも、自分でオムツ交換はできない。
定期的に、誰かが交換しに来てくれないといけない。
もし、おしっこの管を入れたままにできれば?
排便時は浣腸だ、ということになれば、基本的にトイレの心配はなくなる。
浣腸は、看護師さんが来た時にすることになるから。
こんな選択肢もあるんだな、と知ることができた。
看護師さんと、このやり取りをしている時、何度も会話にならないくらい咳き込んでいた。
「もうわかるから、しゃべらなくていい!笑」
とか言われながら、でもよくわかってなくて、咳しながら笑いまくった。
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