目が覚めた瞬間は覚えていない。
ずっと夢を見ていたのは覚えている。
現実と非現実が合体した夢。
起きた時、自分が同じICUの部屋にいるとは思わなかった。
少し場所は変わったいたけど、同じ部屋にいた。
機械に繋がられ、ずっと輸血されていたのは知っている。
この機械は、ECMO(エクモ)というらしい。
人工呼吸器だけでは足りないからと、呼吸を助けるために使われていた。
この機械に繋がれているから、また別の部屋にいるのかと思っていた。
でも、ICUにいる看護師さんをチラホラ見かける。
掛け持ちなのかなと思った。
肺は真っ白で、全身に水が溜まっているそう。
呼吸回数が40/minと異常に速い。
正直、この頃のことはよく覚えていない。
弟が面会に来た。
仕事でシンガポールにいるはずなのに。
ホワイトボードで会話した。
次回は、スッキリサッパリなシンガポールの飲み物を買ってきて、とお土産を頼んでいた。
わざわざ会いに来てくれたのが嬉しかった。
「来てくれてありがとう」
って、少し泣きながら、笑顔で言ったのを覚えている。


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